条件
船の諸元を編集する(速力・燃料消費・船価・傭船料・積載・運河料)
結果
太い線が最も安い経路。点線は物理的に通れない経路。赤い丸は保険の割増がかかっている海域、灰色の丸は運河・海峡。
| 経路 | 距離(海里) | 日数 | 燃料 | 時間(傭船料) | 運河料 | 戦争保険 | 合計 | 単位あたり |
|---|
金額は米ドル。合計は満載の一方航(積地→揚地)で、帰りの空荷航は含めない。「時間」は傭船料相当×(航海日数+待機+港日数)=その船を使っている間の機会費用。
実際にはどこを通ったか(公表数字)
計算は「割増が船価の何%になったら迂回が得か」を出す。答え合わせは通航数の実測で。IMFのPortWatchが要衝8か所の日次通航数を無料で公開している。
計算の約束
- 距離は経路の通過点(海峡・岬・運河の出入口)を大圏で結んだ合計。公表距離との差は表の下に出している(±5%程度)。
- 燃料 = 航海日数 × 消費量(t/日) × 燃料価格。待機中は補機分として1日5t。
- 時間 = 傭船料相当(ドル/日) × (航海日数 + 運河待機 + 港日数)。運賃市況が高騰した局面ではこの値を上げる。
- 戦争保険 = 船価 × 割増率。7日担保を「通過1回」と数え、経路上の危険海域ごとに1回かかるとする。往復や湾内滞留が長い場合は実際より少なめに出る。
- 割増率が0.5%以上の海域を通るときは危険手当(乗組員の割増賃金)を局面ごとの定額で足す。
- 積地を変える経路(ヤンブー・フジャイラ)はパイプラインの容量の範囲内でしか成立しない。安く出ても、全ての船がそこへ寄れるわけではない。
- 満載VLCCはスエズ運河を通れないので、その組み合わせは「不可」と出す(実務では半積み+SUMED管)。
- ここには無い費用: 貨物保険の割増、遅延の違約金、在庫の金利、荷主側のサプライチェーン費。船側の費用だけを比べている。
- 入力した値はブラウザの中だけで計算し、外に送らない。アクセス数の把握には Cloudflare Web Analytics(Cookieを使わない)を使っている。